北日本放送(KNB)ツクルミラクルで紹介されました

外食産業関連

5月15日(火)に環境興研の天然酵素商品がニュースが放送されました。富山県経営革新事業者認定や富山県トライアル商品認定が評価されての番組取材です。 また環境興研の創業の理念である「知的障害者授産施設の経済的自立支援」への取り組みにも大きな関心を寄せられていました。

放送内容は以下のとおりです。KNBNEWS(北日本放送(KNB))より

 

現在 ツクル、酵素洗浄剤は未来を

富山市で先週オープンした、夏の風物詩、ビアガーデン! 
女性「最高です」男性「毎年おいしくなる」男性「キレがましてるかも」 
そう、今年のビールは一味ちがうんです!? 
そのヒミツはビールサーバーの…「洗浄剤」にありました。 
味を大きく左右するサーバー洗浄をキャップ一杯で劇的に変えた商品を「ツクル」企業を取材しました。 
「新事業分野開拓事業者に認定します」 
先月末、県は8つの事業者を「新事業分野開拓事業者」に認定し、販路開拓や商品開発を支援することを決めました。 
富山市久方町の「環境興研」松井富士夫社長もその一人です。 
手がけるのは、「酵素」を使った洗浄剤です。 
特徴は、酵素が汚れやニオイを炭酸ガスと水に分解すること。 
パパイヤとヤシの実由来の天然酵素と、滑川の海洋深層水だけでできていて、環境にも人にも無害だといいます。 
20種類以上ある商品の中でも、ビールサーバー用洗浄剤は、県内の大手ホテルが続々と導入していて、日常の洗浄の手間をこれまでとほとんど変えずに、ビールの風味が良くなったと好評です。 
そもそも、松井さんが酵素と出会ったのは10年ほど前、県内企業の長野支店長をつとめていた頃、信州大学が実用化を研究していた酵素の働きを知りました。 
それから5年をかけて実用化のめどが立つまで見守り、4年前、定年退職をきっかけに、退職金のすべてを酵素に賭けて、起業しました。 
松井さん「酵素にかけたっていうよりも酵素が手段でね」「定年退職後の晩節の事業ですから」「社会のお役に立つことをやりたかったってことですね」 
松井さんが内に秘めた事業の目的、それが障害者の自立支援です。 
「だいぶんできた?これからやね」「この量でちょうどいいんだはいはいうんだからコレ基準にしてやれば」 
松井さんは去年から、県障害福祉課と協力して県内15の障害者就労支援事業所に酵素洗浄剤のボトルづめやラベル貼りを任せています。 
知的障害のため1つの作業を集中して長く続けられない利用者のことを考え、仕事の納期は決めず、出来高制としました。 
試しにやってもらったところ、安定的に月5万本生産できることがわかりました。 
施設長「入れるがとシール貼るがとどっちむずかしい」利用者「どっちもかんたん」施設長「どっちも簡単!?(笑)」 
松井さん「こういう人たちの実質的な生産力っていうのを引き出したい世の中の製造構造の枠組みの中に入って自立しているんだっていうのをきちんと支援していくそういうことをねできればと思って」「これがきちっと成功していけば富山のひとつのモデルとして全国に進めていけばいいなと」「人間の能力ほどすばらしいものは無いとおもいますね」 
障害者が自立する社会をめざす松井さんのこころみ、「洗浄剤をツクル」ことは「未来をツクル」ことにもつながっているようです。